[教室の日常]
2026年08月25日
英検2次試験・面接対策:『型』を暗記せずに合格して感じたこと
英検、TOEIC、IELTSなどの資格試験を受験する生徒さんに、講師としてアドバイスをする以上、まずは自分自身で試し、その経験を生徒さんに還元したい、と思い、今回、2026年第1回の英検準1級を高木自身が受験をしてみました。
実際に受験してみて、英検対策、特に2次試験のスピーキング対策について感じたことがありましたので、共有させていただきます。
1次試験で感じたこと
1次試験を受験する前には、過去問に目を通し、単語や長文のレベルを確認しました。
英検対策として特に戦略的な勉強をしたわけではありませんが、無事に合格することができました。
実際に受験して感じたのは、まず1次試験に関しては、日頃から「語彙力を増やすこと」と「リスニング量を増やすこと」が、合格に近づくための大切な土台になりそうだということです。試験形式を知り、過去問などで時間配分に慣れておくことも、試験当日落ち着いて受験する要素になります。基本は、普段から英語力そのものを高めておくことが重要だなと感じます。
2次試験の「型」で練習スタート
1次試験に合格した後、別日に2次試験の面接が実施されました。
私も過去問のテキストを購入し、英検の二次試験対策を始めました。そこで解答例を読んでいて感じたことがあります。
それは、多くの解答例が、ある程度決まった「型」に沿って作られているということです。
もちろん、その「型」自体を否定するつもりはまったくありません。
「型があったほうが安心して話せる」という方もいるでしょうし、英語を話すことにまだ慣れていない段階では、型が助けになることもあると思います。
ところが私の場合、その型に当てはめて話そうとしたり、英検対策教材で「使ったほうがよい」とされるつなぎ表現を無理に入れようとしたりすると、自分の言葉ではなく、誰かの言葉を話しているような感覚になってしまいました。
そして、サンプル問題を練習していると、かえって話せなくなってしまったのです。
「型」を気にせず、自分の言葉で話してみる
そこで私は、
「型は気にせず、普段通りに自分の言葉で話したら、結果はどうなるだろう?」
と考えました。
せっかく講師として自分自身が英検を受験するのですから、それを実際に試してみることにしました。
試験当日、受験者の待合室では、私の見える範囲では、私以外の全員が英検の対策用テキストを開いていました。
名前が呼ばれる直前まで復習している方も多く、机の上に何も出していなかったのは私だけ。
正直、少し不安にもなりました。
それでも、
「無理に型に当てはめずに話した英語が、実際の英検の面接でどのように評価されるのか、自分自身で確かめてみたい」
という思いは変わらず、そのまま面接に臨みました。
結果は――
合格でした。
繰り返しになりますが、「型」を知ること・使うこと自体が悪いわけではありません。必要に応じて利用すれば、大きな助けになると思います。
ただ、「型」を丸暗記することだけに全力を注いだり、公式教材などに掲載されている解答例をそのまま暗記することを最終目標にしたりする必要はないと、私は考えています。
それよりも、「この質問について、自分はどう思う?」と自分の頭で考え、それを今持っている英語力で相手に伝える。
その練習を重ねることをおすすめします。
そうして身につけた「自由に使える総合的な英語力」は、英検だけでなく、TOEICやIELTSなど、ほかの英語試験にも応用できます。そしてもちろん、実際に英語を使って人とコミュニケーションをするときにも役立ちます。
ぜひ、試験直前だけの「付け焼き刃」の英語力ではなく、
読む・聞く・書く・話すの4技能
をまんべんなく、時間をかけて丁寧にトレーニングしてみてください。【おまけ】
実は、二次試験の面接では、面接官の質問に出てきた sleep という単語が聞き取れず、なんと3回も聞き直しました。
それもあって、試験が終わったときには「これは合格は難しいかもしれない……」と思っていました。
それでも、結果は合格でした。
もちろん、この一度の受験経験だけから、英検の面接官が「合格」「不合格」を判断する基準について断定することはできません。
ただ、少なくとも今回の経験から、一つの単語を聞き取れなかったり、聞き返したりしたからといって、それだけで合否が決まるわけではないということは実感できました。そして、英検のスピーキング試験では、決められた「型」や難しい語彙を使えているかだけではなく、相手の話を理解しようとし、自分の考えを自分の言葉で伝え、コミュニケーションを成立させようとする力も評価してくださっているのではないか、と感じました。
これは、私が考える英語学習の本来の目的とも一致していて嬉しかったと共に、英検に向けて勉強をすることは、英語の基礎力を培う上で有益な手段だと思いました。
**英検、TOEIC、IELTSなどの英語資格試験に興味のある方、スピーキングや発音を含めた総合的な英語力を身につけたい方は、お気軽にお問い合わせください☺**





