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気になるその発音！【experience】
experience どう発音しますか？
➡ 発音記号をみてみましょう。 /ikspíəriəns/ (Oxford Dictionaryの表記は /ɪkˈspɪəriəns/ または /ɪkˈspɪriəns/ となっています。）
母音の発音
➡ 出始めの音に関して
alcさんの辞書には/ekspíəriəns/という発音記号も併記されていますが、私個人的な体験でいうと、どのネイティブスピーカーも/i/の音に聞こえます。ただ、英語の/i/は日本語の「イ」とも違って聞こえます。日本語で「イ」という時の口の中の広さでは、英語の/i/と比べると、狭すぎるのです。なので、口の中を少し縦に広く保つイメージを持って「イ」と発音することをお勧めします。ただ、そうすると私たち日本人には「エ」（に近い音）に聞こえるのでしょう。
でも英語の /e/ は日本語の「エ」よりやはり少し口の中が広く保たれているので、/e/＝「え」ともまた違うわけです。
上記のような理由から、私は常に
「母音を発音する時は、日本語の似たその音より、口の中を広く保つイメージを持って」
と生徒さんにお話ししています。
experienceの発音の難しさはどこにある？
ひとことで言うと、スペルの中に eがこんなにたくさん（4つ）もあるのに、/e/（明瞭な「エ」の音）の音が1つも入っていないことに尽きると思います。（※/ikspíəriəns/の発音を前提に話ています）
すなわち、ローマ字感覚を引きずると、とことん、カタカナっぽく聞こえるということです。
➡ １つ目は、すでに述べました出始めの音
➡ ２つ目は、音節を ex・pe・ri・ence と区切って考えた場合の2番目 pe にあたる部分、発音記号で言うと/pí/の部分です。「ぺ」と言いたくなるスペルですが、/pi/です。
➡ 3つ目は、音節を ex・pe・ri・ence と区切って考えた場合の2番目と3番目を合わせた peri の部分。発音記号で言うと/píəri/の部分です。/pi/から /r/の音に移行する時、かすかに曖昧母音の/ə/が入ると /r/の発音にスムーズに移れます。もし曖昧母音を意識しすぎて難しくなるという方は、/i/の音を少し長く発音するようにしてみてください。
✔ 発音矯正レッスンを受講くださる指導者さんの中にも、ここの部分は「ぺリ」と発音してしまっている人が実に多いです。特に、これ以外の部分が上手に発音できている場合、この箇所が「ペリ」となると、とたんに ザ！カタカナ、に聞こえるため、悪目立ちしてしまいます。ということで、上級者さんで発音も上手だけど、experienceの単語を発した時に「イクスペリエンス」と発音されると、高木としてはとてもとても気になってしまうのです^^:
➡ 4つ目は、音節を ex・pe・ri・ence と区切って考えた場合の4番目 ence にあたる部分、発音記号で言うと/əns/の部分です。「エ」ンスと発音するとカタカナ感が強くなります。
✔ 発音を上達したい方が留意するべき点が盛り込まれている単語の1つですので、「こんな1単語に時間をかけるなんて・・・」と思わずぜひ今回のブログで experience をマスターしてくださいね。https://helpeigonosensei.files.wordpress.com/2020/05/experience.m4a
Thanks for listening!