英語スペルの発音方法
英語スピーキング上級者も一度おさらいを
上級レベルの生徒さんでも、発音について改めて学ぶ時、
「気にかけたこともなかった」という事柄が浮かび上がることがあります。その代表例の1つが、スペルの仕方です。
例えば、松本さんという方が外国人に名前のスペルを伝える時、
M, A, T, S, M, O, T, O
のように、1つひとつ区切る話し方は大変聞きにくいものです。
ちょっと考えていただきたいのですが、日本人同士で電話番号を伝えるときに、
0、9,0,1,2,3,4,5,6,7,8
と数字1つずつ区切ると、ぎくしゃく感が半端ありません。
090、1234、5678
のように、リズムよく息継ぎをしますよね?
同様に、松本さんも
ma, tsu, moto
と区切ったり、
mat, su, moto
のように2~4文字ごとの区切ってみて下さい。
なお、ma, tsuはそれぞれ、音程が少し上がるように、かつ、ふわり~と音を伸ばすようにするとうまくいきます。そして、motoのtoで、ぐっと下がるような感じ。
英会話レッスンを受講されている方は、講師の先生にぜひ確認してもらってください。というのも、自分では上がっているつもりOR下がっているつもりでも、気持ちと声が同期していないことがあります。第三者に確認してもらったり、独学の人はせめてボイスメモを使うなどして確認をなさって下さいね。
ひらがなは日本語。アルファベットは英語。
なお、相手には「ひらがな」の感覚がないわけですから、例えば
飯塚さんというお名前の方が、
I, I, Zu, Ka
のように区切るのも、聞きにくい発音方法となります。
私なら、
Iiz, uka
または
Iizu, ka
と言います。
二重母音
アルファベットの「I」は、 二重母音です。
発音記号だと、/ai/ のように、母音が連続しています。これを二重母音と呼びます。
特に、最初の「あ」の音を口を大き目に開けるようにして、明瞭に発声しましょう。/ai/ それぞれ堂々と話す要領で声に出しましょう。また1回目のIと2回目のIの間に「まがあく」言い方をすると、1回目のIの言い直しのように聞こえてしまいますので、一息で /aiai/ のように発声してください。