この英単語【scurry】意味を想像できる?
まずは、想像を膨らませる練習をしよう
✔ scurryを使った例文を3つ以下にご紹介します。scurryの意味を推測してみましょう。
Lisa said goodbye and scurried back to work.
Ants scurried around the pile of food.
It began to rain, so we scurried home.
読み進める前に、必ず想像力を働かせて、文の意味を予想してくださいね。

scurry, scurry 3文に共通していることは何だろう~
scurry
➡ scurry /skə́ːri/ 【意味】(小走りでちょこちょこと)走る、急いで行く、動き回る
『ちょこちょこと、せわしなく動く』雰囲気を感じて下さい。
覚え方
✔ hurryという意味はご存じですか?「急ぐ」という意味です。
hurry-scurry
という単語があります。これは【混乱して大慌てしている状態】を表します。
➡ hurry-scurryは「反復」の一種です。反復とは以下のような単語を意味します。
・ pee-pee (幼児語で、おしっこ) ・ bling-bling (宝石やアクセサリーのギラギラしたものや、それを見せびらかすこと ※名詞、動詞、形容詞と色々使い方があります)
➡ hurry-scurry は完全に同じ単語の反復ではありませんね。「反復」は数種類に分けることができるのですが、hurry-scurryは、韻を踏むrhyming(押韻)です。rhymingの例:
・ wishy-washy (優柔不断な) ・ mumbo-jumbo (ちんぷんかんぷんな言葉や話、でたらめな話)
✔ すなわち、この2つの単語が結合して1つの事象を表すので、見方を変えると、前の単語と後ろの単語がほぼ同じ雰囲気を持つ、と考えてよいと思います。hurry-scurryを覚えてしまえば、scurryもhurryと同じ雰囲気をもつ単語であることが分かりますので、文中に scurryが登場したら、hurryと理解して読み進めれば理解ができる、というわけです。rhymingの単語は、韻を踏んでいるので、音読を何度か行えば、体があっという間に覚えてくれるというメリットもあります。必ず声に出して練習しながら覚えましょう。
✔ ちなみに、上でご紹介したwishy-washyは、wishyまたはwashyが単体で使われていることは、無いかと思います(私の経験則。また、Oxford辞書でも wishy と入力すると wishy-washyが出ててきます)。一方、mumbo-jumboは、ジャンボジェットのように「大きい」ことを表す jumboを単体で使うことはありますが、mumbo 単体で使われているのは聞いたことがありません。なので、scurryのように単体で、しかも動詞で大活躍する単語は「反復」の類の単語では珍しいかと思います。
例文:scurry
Lisa said goodbye and scurried back to work. (リサはさようならといって、仕事に急ぎ足で戻りました。)
Ants scurried around the pile of food. (蟻は食べ物の山の周りを駆け巡っていました。)
It began to rain, so we scurried home. (雨が降り始めたので、慌てて家に帰りました。)
今日のまとめ
scurry: 【意味】(小走りでちょこちょこと)走る、急いで行く、動き回る
➡ hurry-scurryで覚える。そうすることで、scurryがhurryと同じ雰囲気をもつ言葉であることを忘れようがなくなる。